急性膵炎治療記① 発症
お久しぶりです。仕事でトラブルがあり、ストレスフルな日々を送っていたので、ブログから遠ざかってしまっていました。何事も変わりなく過ごしております!
不妊治療記の続きの前に、今年の8月に上のワンコが病気になりました。その治療記について書いていきます。
症状発症
今年7月に喘息のような咳が続き、気管虚脱の疑いがあった上のワンコですが、咳止めを3週間飲み、ようやく回復して安心していた8月初旬のある日。21時ごろ仕事から帰宅してみると、カーペットに吐いた跡が3か所ありました。ワンコが吐くことはそんなに珍しいことはないので、お腹が減って胃液でも吐いちゃったのかな~なんて思っていました。早く散歩に連れて行ってと下のワンコと一緒に元気に駆け回り催促していたので、特に気にすることなく、いつものように散歩へ行こうと抱っこをして外に連れ出しました。
ところが、外に出て地面にワンコを下ろした途端、いきなりゲーっと血の胃液のようなものを大量に2回吐きました。パニックになりながら急いで家の中に戻ると、ワンコは吐いてすっきりしたのか水を大量に飲みました。ネットで必死に症状について調べてみると、血の胃液を吐いた後はすぐに病院へ行くように記載があるのですが、もうかかりつけの動物病院は閉まっています。車で20~30分のところに夜間の動物救急病院がありますが、どうしよう。もも男さんは出張でいない。どうしよう。
おろおろしていると、突然またワンコがゲーっと2回吐きました。吐いた跡を見ると、茶色の消化液?と先ほど大量に飲んだ水が混ざったような物でした。血ではなかったので少し安心し、様子を見ていると特に苦しそうではありません。心なしか元気がないかな?程度です。朝4時ごろまで様子を見ていましたが、吐くことはなく問題なさそうだったので、朝一番にかかりつけの病院へ行くことにしました。(※茶色の吐しゃ物は古い血液の場合もあるようなので、注意が必要と後日知りました)
かかりつけの動物病院へ
たまたま翌日用事があって仕事を休みにしていたので、急いで朝イチにかかりつけの動物病院へ駆け込み、昨晩の症状を説明し、念のために血液検査をしてもらいました。茶色の胃液を吐いて以降は特に変わった様子はなかったので、問題ないのだろうとのほほんと血液検査の結果を待合室で待っていました。胃薬を処方されて終わりかな~なんて。
検査の結果が出たので呼ばれて院長先生のもとへ。
血液検査の結果を提示され、院長先生から
「大変です。ただことではありません。即入院してもらいます。
膵炎の疑いです。今の状態だと助かる見込みは半分半分です。ただ、運よく早めに病院に来てもらえているので、助かる見込みは高いと思います。」
と突然告げられます。
頭が真っ白になって何も考えられないってこと、初めて体験したかもしれません。突然入院、死ぬかもしれないと言われても、まったく理解できない。
昨晩救急病院に連れて行ってあげていなかったことが原因なのか、院長先生に聞いてみると、
「症状が出たすぐ後なので、昨晩だと血液検査では異常が見つからなかったのかもしれません。病院に来るタイミングとしては今がベストでしたよ。」
と言って頂けたので、その点だけはよかった・・・。
昨日まで元気いっぱいだったのに、何が何だか分からない。パニックで人目をはばからず泣きながら家に戻りました。
血液検査結果
病院からもらった血液検査の結果表、いつか誰かのお役に立てるかもしれないので、一応載せておきます。
WBC:白血球関連の数値。
Lip:リパーゼ、膵臓の炎症を表す数値。正常範囲200~1800を振り切って5,489になっています。
CRP値は動物病院では調べられず検査機関に出さないと計れないので、翌日病院から検査結果の電話があり、CRP値は2.19でした。
(CRPは正常値は1未満。細菌・ウィルスに感染する、がんなどにより組織の傷害がおきる、免疫反応障害などで炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質の1つです。)