頚椎ヘルニア治療記② 投薬治療
内科的治療記 投薬開始~3週間
頚椎ヘルニアの治療は内科的治療からスタートすることになりました。内科的治療で上手く症状が治まれば、上手く付き合っていくことになります。過去の写真を見ていたら、内科的治療時の首にコルセットをしているワンコの写真が出てきました。痛くて顔が涙で汚れまくりの可愛そうな状態です・・・。(コルセットをして首を固定し、痛みの軽減をサポートしています。)
医師に症状を見せる用に撮った動画を久しぶりに見ましたが、かなり痛々しかったです。ステロイド、痛み止め座薬をしているにもかかわらず、首が痛くて動けないので基本的には寝ているのみ。動くときはヨタヨタよぼよぼと2~3歩歩いて止まり、痛みが鎮まるのを数十秒待ってまた歩く、そして止まる、の繰り返しでした。痛みが強いときは悲鳴に似たような泣き声をします。
とりあえず内科的治療でステロイド投薬を2週間続け、少しずつ炎症が緩和されてきたので、ステロイドを絶って違う炎症止めの薬に切り替えることになりました。(どの薬に変えたのかはすみませんが分かりません・・・)
が、ステロイドを絶って一週間後、頚椎ヘルニアが再発し、初回よりも症状は悪化してしまったのです。
頚椎ヘルニアについて
頚椎ヘルニアは首の部分の椎間板が骨の間から飛び出して、脊髄の神経を圧迫してしまう病気。(椎間板とは、骨と骨のつなぎ目にある柔らかいゼリー状の軟骨のこと)
椎間板ヘルニアは、その発症部位によって頸椎椎間板ヘルニアと胸椎椎間板ヘルニアに分かれるが、首の椎間板ヘルニア(頸椎ヘルニア)は、犬の椎間板疾患の約15%。
初期症状
- 頭を低く構えて、背中を丸めて歩いている
- 頸部に激しい痛みがあり、亀のように首をすくめて動かない
- 頭を低くし、上にあるものを頭をあげて見ずに上目使いでみるような姿勢をとる
- 頚を左右に振ったり、上方に反ったり、下方に屈曲させるとキャンキャンとなき叫ぶ
- 何かの拍子で頚に痛みが走ると、キャンキャンとなき叫ぶ
- 頚の筋肉が時折ピクピクと動く(チック)
中期症状
- 歩行は出来るが前肢の動きが鈍い
- どちらか片側の前肢・後肢の動きが鈍い,あるいは四肢の運動失調
- 頚の痛みは継続、あるいは頚の違和感が継続
重症症状
頚椎ヘルニアの治療
痛みをやわらげるための内科治療と、原因を除去する外科的治療がある。病状の症状や具合によって治療法は変わる。
内科的治療
- 症状が痛みのみ、あるいは部分的に軽度な麻痺を伴っているが、歩行が可能なときに行われる
- ケージレスト(絶対安静)を行い、投薬で痛みや炎症を和らげる
外科的治療
- 症状が重篤な場合、内科的治療で改善が見られない場合に行う
- 脊髄造影やCT、MRIなどの検査によってヘルニアを起こしている部位を特定し、脊髄の圧迫(椎間板物質)を取り除く手術を行う
- 頸椎ヘルニアの手術は後ろからではなく、喉側からアプローチしていく。大きな神経や血管がある為、非常にリスクを伴う手術
何でよりによって痛みが激しい頚のヘルニアなの?!15%なんて少数派に入らなくていいのに!