頚椎ヘルニア治療記⑤ PLDD手術
PLDD手術当日
2月に頚椎ヘルニアになってしまいましたが、内科的治療を続けて、ようやく2017年5月、GW明けにPLDDの手術に行ってきました。
手術を行っていただくかない動物病院は姫路駅からタクシーで5～10分の近さです。前日の21時以降から絶食（水は手術当日朝までOK）をし、東京を朝出発して昼過ぎに病院に着き、手術開始。入院は1泊のみでOKだったので、ワンコを病院に託し、私は実家のある岡山へ帰りました。夕方に電話があり、無事手術は終了し、元気そうにしているとのこと。良かったー！
PLDD手術翌日
翌日早速迎えに姫路へ向かう。うちのワンコは箱入りワンコ。避妊手術で1日入院したとき以外は離れたことがなく、私たちが旅行するときは一緒に行くか、置いていく時は帰省も兼ねて、実家の岡山まで連れ帰り両親に預けて旅行に行きます。
病院は大嫌いなのでましてや入院なんて・・・と思っていましたが、意外に平気そうで、痛みもなく軽やかに歩いているワンコを見てとても安心しました。ただ、レーザー手術のために毛を刈られているので、ちょっとおかしな格好。
院長先生からのPLDD説明
実際にレーザー照射した写真を見せていただき、説明を受けます。レーザーで髄核を照射したのは、予防的施術も含めて、頚椎3箇所と腰椎6箇所の計9箇所でした。ヘルニアは1箇所だけではなく多発性ヘルニアであることが多いようなのですが、うちのワンコも多発性ヘルニアで頚だけでなく腰椎ヘルニアでもあったようです。
PLDD施術後の注意点や今後の過ごし方について、院長先生からご指導がありました。
- 700頭PLDDの施術症例があるうち（2017年5月時点）、術後に悪化したのは2～3例
- 術後一週間しびれが発生するかもしれないが、しびれが起きたのは10頭に1頭の割合
- 早くて1ヶ月、大体3ヶ月くらいで症例が改善される
- 秋や冬など寒くなったときに一時的な痛みが出る子は20％。そのときは1～2週間痛み止めを飲んで安静にしていれば治る
- ボール投げや激しい遊び、階段差の上り下りは一切禁止
- 兄弟犬との遊びはお互い加減しながら遊ぶので、痛がらなければ大丈夫
手術していただいた院長先生は、とても穏やかで優しい先生です（他の先生、看護師さん、スタッフさんもみんな優しいです）。わざわざ東京から手術をしに来たこと、小さい体でワンコがよくがんばったことへの労いのお言葉をやさしく頂いたときは、思わず涙が出そうでした。全国から先生のもとへ駆けつける気持ちが良く分かります！
手術費用は1泊2日入院、レーザー9箇所で307,170円。アニコム保険に入っているので、保険適用で実際の支払額は139,170円でした。
